ビタミンB₃からつくられた食品成分「NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)」の抗老化効果が、世界的に注目を集めている。その発端となったのは、米国ワシントン大学医学部発生生物学部門・医学部門の今井眞一郎教授(神戸医療産業都市推進機構先端医療研究センター・老化機構研究部特任部長兼任)らが、マウスを使って実施した研究だ。同教授は、酵母やマウス、人間の体内にある酵素「サーチュイン」が、老化や寿命を制御しているという事実を発見したことで知られる世界的な老化研究者で、現在は、NMNのヒトへの有効性をみる研究を進めている。『開かれたパンドラの箱 老化・寿命研究の最前線』(朝日新聞出版)を7月末に上梓したばかりの今井教授に、NMNなどの抗老化効果と抗老化ビジネスの可能性ついて聞いた。
https://project.nikkeibp.co.jp/behealth/atcl/feature/00004/051400277/
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